日経にゴルフ会員権の価格が下落しているという記事が出ていました。
関東ゴルフ会員権取引業協同組合がまとめた関東圏の平均価格ゴルフ会員権の価格がピークだった2013年5月に比べ27%下落、住地ゴルフ算出の全国平均価格も2013年5月比で11%下落。
日経平均株価は5割上昇しており、以前は高かった相関性が薄まっているというもの。
ゴルフ会員権相場は、2013年5月をピークに下落が継続しているそうで、業績が上向いた企業が含み損を抱えた会員権の売却に動いたことや、優遇税制の廃止をにらんだ個人の売りが主要因のようですが、ゴルフ人口の減少も大きな要因のようです。
ゴルフ人口が多かった団塊の世代の高齢化により、ゴルフ会員権を処分する動きが出ているそうで、日本生産性本部の「レジャー白書」のゴルフのコース参加人口は約20年で4割減少(1992年1480万人→2013年860万人)となっているとのこと。
日経の記事では、ゴルフ会員権は投資対象から外れてきて、実需に左右されるようになってきたという意見が紹介されており、この意見が正しいとすれば、今後、ゴルフ人口が増えなければ、価格は下がる方向になりそうです。
40代の私も入社当時は付き合いや大人のたしなみとしてゴルフをしているサラリーマンを多く見かけました(実は私もその一人・・・)が、今となっては本当に好きな人がしているだけで、明らかにゴルフ人口が減少していることが感じられます。
スキーは一時期の低迷を経て、人気は回復基調にあるようですので、景気が回復し、20年前にゴルフをかじった人たちが体力のあるうちに、ゴルフ業界が工夫をしながらゴルフ人口の回復に努めれば、一定の回復余地はあります。
私も時間とお金に余裕が出れば、またやってみたいという思いは残っていますので、期待したいと思います。